小学生新聞をフル活用!スクラップ勉強法
我が家でスクラップ勉強に取り組んだのは4年生の時。
その時の体験を元に、気づいたことや効果を高めるスクラップ方法をまとめまてみました。
小学生新聞のスクラップで学習する意味
「新聞を利用したスクラップの勉強法が子供の国語力(読む力・書く力・考える力)を鍛えるのにとても役に立つ」
こういった話、よく聞きませんか?
我が家も「そうなのか!」と思い、4年生の夏休みに軽い気持ちでこのスクラップに取り組ん
でみました。
やり方としては、子供が気になる記事をノートに切り貼りし感想や思ったこと、意見を書く、が理想形ですが、
最初はただ貼っているだけの日も多かったです。
ただそれだけの作業なので、時間は30分もかかりませんでした。
5分、10分で終わっちゃうこともあったような気がします。それなのに、続けていくうちに読む時間がだんだんと早くなり、すこしずつ内容を理解する力も上がっていくんですよね。不思議です。
この方法の第一のおすすめポイントは、子供が自分の気になる記事をまとめられるので、「やらされている感が少ない」ということ。自分から進んで勉強をするスタンスであることがたいせつなんですよね。
子供向けの新聞をとっている家庭では、せっかくとっている新聞をうまく活用して効率的に勉強できないかなぁといろいろと考えているかと思います。まだスクラップをやったことがなければ、ぜひ!と言いたいです。
実際うちの子がやっているのをみて、このスクラップ勉強法、十分取り組む意義がある!と実感しました。
新聞スクラップの具体的な方法と流れ
まずはじめに、スクラップのやり方に決まりはありません(笑)。
が、初めておこなう場合には次の方法が良いのでは?と考えています。
まずは、切り抜く記事を決めます。
子供が楽しくできるポイントは自分が興味を持つ記事を選ぶことです。とは言え、何も指示をしない場合には子供ですから漫画を選んでしまうこともあります。
こうならないために、「1面からの抜粋」を条件にする、などのある程度の縛りは必要かなと感じています。
切り抜く記事を決めたら実際に記事を切りとってノートに貼ります。この際、必ず日付は書かせてくださいね。
このあたりは子供本人だけで着々とできるんではないかな、と。
その後自分の感想を書かせる、というのがスクラップ方法の基本の流れです。
効果をさらにプラス!新聞スクラップ勉強法
基本の方法ができるようになったら、各家庭で色々と工夫をされるといいんじゃないかと思います。
記事を貼ったら、
・それを書き写してから感想を書く。
・記事中に出てくる知らない言葉を調べる。
・記事で知った言い回しを使って短い文を作る。
などなど、いろいろやりかたはありそうです。
どのやり方が正しい・間違っているとかはないし、子供によっても得意不得意があります。
なので、いろんなやり方をまずは試してみるのがいいんじゃないかなと思います。
ちなみに、もし、正しい文章力などを身につけさせるのであれば「記事の書き写し」もおすすめ。
小学生新聞とは言え、記事を書いているのはプロですからレベルの高い文章になっています。
これをそのまま真似て書くことで、文の構成や正しい文法を覚えられるようになるんですよね。
またそれだけではなく、漢字や語彙を覚えられるようにもなります。
そして感想を書かせることで自分なりの意見をきちんと伝えられる力を養えるようになるのです。
ここでひとつ気になるのが、何年生ぐらいからこのスクラップをつかった勉強法が効くのか、ということ。
効くのか、というよりもできるのか?といったほうがいいのかもしれませんが、1年生あたりがこれをはじめてもかんたんには出来ないことは容易に想像できますよね。
一般的には、スクラップの学習をできるようになるのは小学3年生くらいからと言われています。
文字がきちんと読めて、読解力が定着している子供、ということですね。
この頃から毎日続けていると中学受験の時事ネタニュースの出題なども特別な勉強をしなくても簡単に感じるようになるし、長文読解などの基本的な読む力もついているはずです。
小学生新聞をとるのであれば、読んだら捨てるではもったいないです。
手を使って作業するスクラップ勉強法を是非おこなってみてください。