朝日小学生新聞
画像:朝日学生新聞社
子どもがどうやって社会へ関わっていくかのとっかかりになるような興味深い題材を、わかりやすく紐解いてくれるその記事の数々。
ニュースの他にも、文章を読み解く基本的な力や物事を考察する力を無理なく伸ばしていくのに役立つコーナーが沢山掲載されています。
日々活用して授業の理解度が深まる、ひいては受験対策にも効果あり、と親たちからも熱い視線を送られているのが、この朝日小学生新聞、通称「朝小」です。
子供新聞のなかでも確固とした人気のある朝日小学生新聞ですが、その魅力の理由、そして反対に気になるポイントはあるのか…?を探ってみました。
目次
朝日小学生新聞はこんな子に向いています
早くから「中学受験」モードに入りたい。
受験に出題されそうな時事ニュースを幅広く知っておきたい。
「読む」ことに抵抗がない。
要約力を身に付けたい。
ズバリ?ザッと?知りたい!朝日小学生新聞の特徴
朝日小学生新聞は、実は小学生新聞のなかでも特に時事問題に強いことで知られています。
ニュース以外にも教育・受験に役立つ耳寄り情報が毎日掲載されていて、「中学受験生を持つ親」にとっても役立つ内容なのが特徴です。受験を控えている家庭でよく購読されているのもうなずけます。
全体の割合から見ても紙面が時事ニュースに割かれていることが多いため、経済や社会ニュースの掲載量がそのぶん低めな日もあるようです。
ほかに、学習関連の練習問題を積極的に掲載する傍ら、学習まんがやイラストを多く使った目にも楽しいコーナーもあり、様々な工夫でこどもが自分から新聞を手に取って自然と眺めたく・読みたくなるように構成されています。
「学力アップには読む習慣付けが欠かせない」ということを昔から唱えている朝日小学生新聞とあって、使用されている漢字にはすべてふりがながふられています。
本格的な受験勉強を始める前の低学年の子供であっても読むことができるという点は、「日々活字に触れる」という習慣を徐々につけていってほしいと願うお父さんお母さんにも嬉しいポイントなんじゃないでしょうか。
中学受験用にお兄ちゃんお姉ちゃんがとっている新聞を下の子が一緒になって読むのもいいですね。
朝日小学生新聞の「ここがいいトコロ」
小学生新聞をとるにあたってまず懸念されるのが、「なんだかなんとなく読まなくなる」という現象。。。
想像、できます。
多かれ少なかれありますよね。新聞に限らず、習い事などなど、いろんな局面で。
でも、習い事をやめてしまうのとはちょっと訳が違います。
それは、新聞というのは「届く」ものだから。
そして、読まない日が続き手も、親は期待してしまうものなんですよね、「きっと明日は読むだろう」と。
儚い夢というか・・・。
しかしそこは「活字に触れる」「しかも毎日」という点を大事に考えている朝日小学生新聞。紙面にいろいろな工夫がなされています。
まずはこどもにとって無茶な記事量になってないということ。こども特有の話題のコーナーはともかく、大人と同じニュースや話題に使うページは2ページ以内になっていることが多いようです。
読む活字量が多いと、読んでいる途中で脱落してしまうのは大人だって同じです。
一度「いやだ」「たいへん」「メンドクサイ」という印象を持ってしまうと、これがなかなか好印象までにはひっくり返らないものなんですよね。
無理をしないで読み進められるよう、ページ配分や活字量に気遣いがされているのはなかなかポイント高いです。
また、イベント情報やコンクール開催にも積極的なことも朝日小学生新聞のいいところです。
気軽に参加できてためになるようなものが随時紹介されているので、そういったものにどんどん参加するのも勉強の一環!と考える親にもとても評判がいいようです。
また、知っている方も多いかもしれませんが、公式WEBサイトにある「朝日小学生新聞を授業で活用する」ページに、「楽しく学ぼう新聞教室」という連載が掲載されています。新聞の活きた使い方、楽しみ方がたくさん紹介されていて、「小学生新聞をとっているけどイマイチ使いこなせて&読みこなせていない気が…」という親御さん!とてもためになりますよ。必見の連載です。
朝日小学生新聞の「チョット気になる」
他社の小学生新聞と比較すると広告の割合が…高い、かな?と感じる方が多いみたいです。
広告に注目して紙面をめくって見ると、確かにそのような印象を受けます。日によっては全面広告が1、2ページあったりも。
広告、あんまり多いと煩わしい時もあります。その分記事に紙面を割いてほしい、と。
でも、これがいいか悪いかは捉え方次第、はたして全面的にデメリットと言えるだろうか…?と考えています。
その理由は、二つあります。
・子供は主に広告の方を見ている(こともある)
広告は実に子供の興味をそそるものが多いです。
楽しげなイベント…魅惑の図鑑…すごそうなロボット教室….去年の入賞作品…
我が家での観察の結果、新聞に馴染む取っ掛かりとして無意識にまずは広告の方を見ているという現象に気がつきました。
ノッてくれば記事を読む。うっかりついでに記事を読む….そんな場合もあるわけです。
・子にも親にも参考やヒントになる魅力ある広告も多い
親目線でも「こういうキャンプ場があるんだー」「このロボット教室安めだね..ここにしよか?」など、参考になる広告も多いです。
我が家では特に絵のコンクール系は本人の希望で積極的に出しているのもあり、そういった情報はありがたいなぁと感じています。
家族にとって記事同様有力で魅力的な情報源になっているとも言えます。
購読している実体験から以上のような現象があると感じているため、
スバリ「広告の目的どおり・思うつぼ」な訳ですが、ある程度は広告ってあってもいいんじゃないかと、あまり問題視はしていません。
朝日小学生新聞の「へぇ」
有名人も芸能人も。読んでる&読んでた!朝日小学生新聞。
朝日小学生新聞は有名人や芸能人にも購読者がいることで知られています。
「過去に朝日小学生新聞を読んでいた」
「朝日小学生新聞を現在読んでいる」
という有名人を【元読者】【現読者】に分けてリストアップしてみました。
【元読者】
皇太子妃雅子さま
ジャニーズ「嵐」の櫻井翔さん
女優・高田万由子さん
【現読者】
タレント・清水みちこさん
お笑いコンビ「ロッチ」のコカドケンタロウさん
ちびっこ兄弟漫才師「まえだまえだ」さん
どうでしょう、「えっ!!?」という方、いましたか?
雅子さまも読んでいたんですね~。
小学生の頃、朝日小学生新聞をとっていたようです。
しかもですよ?なんと小学生の雅子さまは懸賞で自転車をGET、その自転車と一緒に写った写真を編集部に送ったことがあるそう。
「へぇぇ!」じゃないですか、これ!?
お笑い系の方は「ネタ作りのために」という理由が多いようですね。
子供のみならず、幅広い年齢層・職業のひとに読まれているのは、とにもかくにも通常の新聞よりも噛み砕きつつ、やわらかい視点でニュースを紹介してくれているからなのでしょう。
テレビやメディアでいろいろ発言する立場のひとは、いろんなものの捕らえ方があったほうがいいのは言うまでもなく。
ここにはあがっていませんが、コメンテーターやタレントの方なども、小学生新聞、読んでいる人、多そうですね。
Comment
一年生は、まずそもそも読むこと自体がたいへん。
今の所イラストや写真のあるもの、字の大きい見出し、カラフルな箇所
その辺りを読んで(というか見ている)ようです。
このまま毎日見るクセをつけて、
2・3年になったらグッと読み込めるんじゃないかと期待してます。
朝日小学生新聞、ニュース(時事問題)中心なのかと思っていたのですが、
それ以外のコーナーが思いのほかあり、子供の食いつきもいいです。
本でもなんでもそうですが、親も一緒に眺めているときの方がノッて読みますね。
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