小学生新聞のデジタル版あれこれ
最近はパソコンやタブレットを利用した勉強法が主流になっていますよね。
大手の学習教材会社などがタブレットを使用した学習法を提案していたりと、グッと身近な存在になってきています。
子供向けである小学生新聞でも、パソコンなどで閲覧ができる電子(デジタル)版を出している新聞社があります。ちょっと調べてみました。
小学生新聞デジタル版のメリット
電子版の新聞のメリットは、なんといっても「場所を取らず」に「読みたいときにいつでも読める」ところでしょう。
子供の場合には、紙面で読ませる新聞にはあまり興味を示さないこともありますが、タブレットなどで読ませると自ら興味を持って読んでくれます。なかなか新聞を手に取ろうとしない子どもにとっては、新聞の記事を読むいいきっかけになるというメリットがあるといえるのではないでしょうか?
デジタル版小学生新聞を扱う新聞社
現在、大手新聞社のなかで子供向け新聞の電子版を出しているのは毎日小学生新聞のみ。
紙面版と同じ価格で申し込みができ、内容も同じ。土曜日には「15歳のニュースデジタル」のコンテンツも入っています。
この「毎日小学生新聞デジタル」は、国内のほか海外でも購読が可能なので、海外に住む家庭で日本の情報を詳しく子供に知って欲しいと考えている場合にも、とても便利なアイテムとなり得ますね。
またほかにも、毎日新聞社では、海外でのみの利用に限られてしまうものの、PCからニュースペーパーダイレクト社のサイトに直接アクセスすると、毎日新聞が1ドル98セント、毎日小学生新聞は99セントで1部ずつ購読できるというサービスを2012年よりスタートさせています。
月ぎめ購読ではなくその日だけを読む必要がある!という場合には、こうした1部ずつの販売形態は助かりますよね。日本から接続できないのはなんとも残念です。
ちなみに、PCでなくてもタブレット・iPhone・アンドロイドでは「リーダーアプリ」をダウンロードすれば、このサービスを利用することができます。
朝日新聞社では、海外住居者を対象に朝日小学生新聞のデジタル版を販売しています。ただし朝日の場合には毎日新聞社と違い、あくまでも海外住居者が対象となり、日本に住んでいる場合は申し込みができません。
内容は紙面版とほぼ同じですが海外によっては一部画像などが規制されることもあるため、日によっては多少異なります。
なお、読売KODOMO新聞のデジタル版は今のところ存在していません。
ほかに、新聞社ではありませんが、ベネッセから小学生新聞の電子版が出ています。しかしこれは誰でも購読ができるわけではなく、進研ゼミ小学講座を受講していてチャレンジタッチを持っている小学生が対象。料金は、税込で年6,480円となっています。
紙面とデジタル、選ぶならどっち?
世の中が進み子供の教育方法もパソコンなどを使ったものが本当に増えていますよね。
ですが、果たして新聞などの場合にはどちらが良いのか…悩みどころだなあ….、という家庭も多いのではないでしょうか?
そもそも子供向けの新聞をきちんと学習に取り入れようとする場合には、読ませるだけではなく子供に興味のある記事をスクラップさせたり、文章を写させたりすることも大事になってきます。
興味のある記事を自分で探し、切り取り、ノートにまとめ、それをもとに感想を書いたりすることで、そのニュースの内容だったり、まとめること事自体の手立てだったりを、少しずつ、しかし着実に吸収していきます。
このような学習方法を取り入れようとした場合には紙面版のほうがあきらかに便利なため、通常の紙面版を支持する家庭も多いようです。
その一方で、電子版は旅行先などでも見られると言う利便性があり、新聞を毎日の習慣にしたいと考える場合にはとても有効なんですよね。
このように、紙面とデジタル、どちらにも良い点はあります。
子供の性格や家庭の環境などをよく考えて、なにより子供自身がより活用できるほうを選びたいものです。
また毎日新聞であれば紙面と電子版の両方を読めるサービスもあるので、どちらも欲しいと言う方には毎日小学生新聞がおすすめです。
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